先日僕たちはゼミ活動の一環で、長野県の飯田市にある『飯田水引』の見学に行ってきました。今回は前回の続きです。前回は『水引の郷山都飯田』という水引博物館と飯田水引協同組合事務所のことについて書きました。
前回の記事はこちらです↓↓
今回は水引工場の「神明堂」のことについて書きたいと思います。
水引とは?
水引とは、祝儀や不祝儀の際に用いられる飾りで贈答品の包み紙などにかける紅白や黒白などの帯紐のことです。贈答品や封筒に付けられる飾り紐のことで、その形や色により様々な使い分けを行います。また飾り紐としてだけでなく、鶴や船などの置物や髪飾りとしても使用されます。
この龍は全部水引で作られました!
すごい...!!!
僕たちが訪れたのは、「神明堂」という水引工場です。
明治35年の創業以来100年以上飯田水引を作っている歴史ある会社です。
冠婚葬祭などでよく見る封筒に付いている水引や正月飾り、水引で作られた亀や松竹梅の飾り物、水引の素材などを販売しています。また、オーダーメイドの水引商品も作っています。
次は水引の作り方について説明します。
このような薄い紙から作られます。書道の時に使う紙の様に薄くて柔らかかったです。
この紙を細い糸の様にしていきます。紙をよじりながらボビンに巻いていきます。
ボビン一つで4,000mの糸ができます。
その後、表面をなめらかにするために石灰を塗り、熱風で乾燥させます。
熱風で乾燥させる作業があるため、工場の中はとても暑かったです。
その後、色を塗り、コーティングをし、水引を決まったサイズにカットして完成です。
金と銀色の水引はとても発色がよく、キラキラと輝いていました。
お土産として水引の糸をいただきました!!
最後に...
今回見学させていただいた「神明堂」さんがNBS長野放送の「守りたい信州の財産」という番組で紹介されました。飯田水引のことや神明堂のことについて詳しく紹介されているのでぜひご覧ください。