2018年6月29日金曜日

ゼミ活動 『辰野町ほたるの里世代間交流センター』

ゼミ長の石原です。

先日、ゼミ活動で僕たちは写真の撮り方の勉強をしに
『辰野町ほたるの里世代間交流センター』に行ってきました。


ここで現在行われていたのは『着物リメイク福島&グラスアート花文月習作展』
です。
1階で『着物リメイク福島』、2階で『グラスアート花文月習作展』が
それぞれ開かれています。

1階の着物リメイク福島』の写真です。


このように、ステキな着物たちが展示されています。
こちらの『着物リメイク福島』では、福島千秋さんという方の作品を
中心に多くの方が作られた着物作品が展示されています。
う~ん…スゴイ!!どれも古着の着物だったなんてとても思えないほどステキな
作品たちです!!!売り物ではないというのが残念なほどです。

これらの作品はすべて、昔の古い和の着物をリメイクして作られた作品であり、
作者の独創性によって新しく生まれ変わった着物たちです。

福島さんは何故このような創作活動をしているのでしょうか?
福島さんは「これらの古着達には〈伝統と歴史〉が残されている」
おっしゃっていました。
伝統とはもちろん、昔の着物そのもののことです。
しかし歴史とは、〈持ち主自身の歴史〉だと言います。

古着には、持ち主との〈思い出=人生〉が宿っています。
福島さんが古着をリメイクするのは、単に伝統ある古着を後世に残すだけでなく
その人の「人生も最後まで大切にする」意味があるからだとおっしゃっていました。

これらの着物たちがステキに映ったのも、そんな持ち主たちの
〈人生〉が宿ってるからだったんですね。


次に2階のグラスアート花文月習作展』の写真です。
まぁ~…こちらもなんてステキな作品たちなんでしょう!!
まるで西洋の教会で見るステンドグラスのようです。

はこれらのグラスアートは、もともとステンドグラスの補修のために
使われていた技術によって作られているそうなんです。
通常、ステンドグラスはすべて〈色付きのガラス〉によって作られていますが、
ガラスの補修の際には〈色付きのフィルム〉を貼っていたそうなんです。

ガラスを作る技術は難しいですが、グラスアートならフィルムを好きに切って
貼ればいいだけなので、低コストでより手軽に誰でも作ることができます。

こちらは「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)」をモチーフにしたグラスアートです。
台紙が黒色なのは作者の工夫で、とてもシックで荘厳な印象です。


これらの作品に感銘を受け、「素晴らしい芸術作品ですね」と話したところ、
グラスアートを手掛ける大槻文子さんに「″芸術″なんてそんな、とんでもないですw」
とあっさり否定されてしまいました。

大槻さんはグラスアートを〈芸術〉ではなく、あくまでも〈人とのつながりを作るための趣味だ〉とおっしゃっていました。
展示されている作品も、大槻さん以外の人の作品が多く展示されており、
一つ一つの作品を、その人に思いを巡らせながら紹介してくれます。

展示されている作品たちがすべてきれいで華やかなのは、大槻さんの
おおらかで優しい人柄が関係してるかもしれませんね。


このように『辰野町ほたるの里世代間交流センター』では素晴らしい作品展が開かれて
いたのですが、実はこの展示会、今年の6月30日までで終わってしまうとのこと。
また、いつか展示してもらいたいですね。

しかし…そうなると気になるのはこの施設そのもの。
ここ辰野町ほたるの里世代間交流センター』はどんな場所なんでしょう?
施設の中をよく探索してみると、おおっ!?
なんと『茶の間』というカフェのような施設があるではないですか?
僕はこのカフェのマスター(?)である長崎百合子さんにインタビューしてみました。
長崎さんによると、ここ『辰野町ほたるの里世代間交流センター』は地元の人が
老若男女問わず誰でも利用できる支援センターだとのことでした。
3年ほど前から町が作った施設で、普段は小学生が放課後に宿題をしたり、
町民の会合の場などに利用されているとのことでした。

実際僕たちが来た時には、2階で町民のおじさんたちが囲碁をしていたりしていました。

ここは町民にとって憩いの場なんですね。

せっかくなので、このカフェでアイスコーヒーを注文してみました。
1杯150円。お手ごろな価格でとてもおいしかったです!
ちなみに、奥にある花は「苔玉苔(こけだま)ガーデニング」の花で、
長崎さんの趣味なんだそうです。
品種名は『木漏れ日草(コモレビソウ)』というそうです。
よく見ると、小さい花がかわいらしく咲いています。

ほかにも、『ヤブコウジ』と『チェッカーベリー』という苔玉も紹介してもらいました。
なんと、このガーデニングの器自体も長崎さんの手作りなんだとか⁉とてもすごいですね。
手作りと言えば、この施設では地元の素人の方が作った『手作りの雑貨』も販売されていました。
置物からストラップ、ペンケースなど様々なものが売られています。
僕も思わずストラップと置物を買ってみました!
ステキですねー。ゼミメンバーへのお土産のつもりでしたが僕の私物にしちゃいました(笑)

このように、『辰野町ほたるの里世代間交流センター』はとても居心地のいい場所でした。辰野駅から徒歩で1分もありません。皆さんも来てみてはいかがですか?
地図はこちらです。


情報ゼミでは、今回勉強のために撮影した写真を、インスタグラムにアップしていきたいと思います。良かったらそちらも見て下さい!

今日の投稿は以上です。

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